映画「奇跡のリンゴ」をスピリチュアリズムの視点から。

 先日、映画「奇跡のリンゴ」を観る機会がありました。
 2013年の映画です。当時農薬を使うのが当たり前のリンゴ栽培を、妻が農薬の影響で具合を悪くしている姿を見たのをきっかけに、無農薬でリンゴ栽培を行おうという、当時不可能と言われたことを、世界ではじめて成し遂げた日本の実話です。
 主人公の木村さん、少年時代から色んな電化製品を分解して仕組みを理解し、よりよい物を作り上げることが大好きだったようです。たいがいは完成せず、周囲に迷惑がられても、母親だけは彼を理解し支え続けていたので、自尊心を保って立派な社会人になりました。

 この木村さんの少年時代、うちの落ち着かない小学校低学年の子供と重なって見えました。いつも朝からおかしなことをやっていますが、叱らずに様子をみてみました。今日は本人が朝から紅茶を飲みたいと言って、コップにティーパックを入れ、ほんの1センチばかりお湯を入れ、ティーパックを揺らしたりくるくる回転させたりと実験のように長時間観察をし、結局紅茶にはほとんど口をつけず夢中になっていましたが、あえて止めませんでした。 朝食はゆで卵半分、トマト、漬物を少々たべて時間になり、上機嫌で学校へ行きました。昨日の夕食がうどん2杯と雑炊、サラダまで食べていたので、今朝はまあいいかなと・・・。

 さて、話を映画「奇跡のリンゴ」に戻します。
 エリートサラリーマンだった彼が、リンゴ農家になり、無農薬栽培を試みたとき、何年も様々な方法で農薬の変わりになるものを探し続けました。始めは応援してくれていた村の若者たちも徐々に減り、最後には害虫を引き寄せ、収入にならないことを何年も続け近隣のリンゴ園や村中から迷惑な変わり者扱いされます。
 この映画や本は、他の方のブログや成功哲学系のブログ、メルマガでも取り上げられており、そこでは、困難な課題に対する、木村さんのやり遂げようとする意志力や、神秘体験などを取り上げているものなどありました。
 
 しかし、私はスピリチュアリズムの霊的視点から書きたいと思います。
10年もの間、必死に取り組んだ無農薬のリンゴ栽培ですが、木村さんはどんどん追いつめられ、とうとう自殺ををしようという状況にまでなります。霊的視点からみた困難は、霊的成長のチャンスではあるのですが、木村さんはそのことは知らないでしょうし、彼も、その家族(奥さんや子供3人)も村八分と貧困でどん底の状況でした。

 しかし、霊的視点からみたときの、木村さんの「無農薬のリンゴづくり」は、霊界の方々が応援したくなるだろうと思われます。その理由は、木村さんの動機です。妻を、農薬の被害から助けたい、また、ひいては同じように農薬の影響に敏感な人々が、「美味しくて安全」なりんごを食べられるようにしたい!

 しかしやり方が間違っていたために、とても時間がかかりました。虫たちを敵と思って、対処していたためです。でもそれは当然ですね。今までの農家の常識だったのですから。本当は、義父が、戦時中耕した畑の話にも、自然農法のヒントがあったのですが、そのときには木村さん、気が付くことができなかったようです。ようやく自殺直前に、雑草に囲まれながら、虫食いもなく元気に自生しているどんぐりの木を見て、そこから土が違うことに気が付いたのです。農薬も肥料もない、雑草を抜かない、つまり過保護にしないから根が頑張って伸び、地面の微生物の働きなど生態系を保つことによって、無農薬のリンゴを成功させたのです。

 スピリチュアリズムの考えと一致しているのは、人ではなくリンゴが主役と悟る謙虚な姿勢です。人も自然界の一部です。無理に自然に反したことをするのではなく、リンゴにも、自然界の環境を整えてあげることがよかったのです。

 おそらく霊界側でも無農薬リンゴづくりを応援していたと思われ、木村さんが自殺を免れ真実を発見したのはドラマのように思われますが、霊界のバックアップがあれば、何ら不思議なことではありません。事実、こういった偶然目にとまったり、聞こえてきたりといった現象が霊界のバックアップであることは、結構多いからです。
 なによりも、木村さんを応援していた家族の思念も、霊界に届いていたのではないかと思います。自分たちがどんなに貧しくとも、お父さんが無農薬リンゴを作るまで応援し続ける決意、その姿勢にも胸を打たれます。家族は、無意識に父がやろうとしていることの尊さを感じ取っていたのかもしれません。その気持ちに賛同した多くの霊界人の方々の、目には見えない働きが垣間見えます。

木村さんのような謙虚さは、私たちスピリチュアリストのあるべき姿に一致します。主役は霊界の方々で、私たちはその道具なのです。そしてその謙虚さがあるとき、摂理に一致した願いは叶います。

 大霊は無限の存在であり、あなた方はその大霊の一部です。もしも完璧な信念を持ち、正しい人生を送れば、大霊の恩寵にあずかることができます。
 地上界のすべての人間が完璧な信念を持てば、大霊はそれぞれの願いを喜んで聞き入れてくださることでしょう。魂が真剣に求め、しかも大霊に対する絶対的信念に燃えていれば、必ずやその望みは叶えられることでしょう。(シルバーバーチの教え 上 93)

 何の代価も支払わずに入手できるものは、この地上界には何ひとつないということです。代価を支払わずに霊的能力を開発することはできませんし、魂の富を蓄えることもできません。霊的成長をおろそかにして金儲けにうつつを抜かしていると、そちらの世界では金持ちと言われても、こちらの世界では哀れな貧しい魂になってしまいます。(シルバーバーチの教え 上 94)
 
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