養育里親の苦悩と役目について

 以前、このブログをはじめたころにも書きましたが、スピリチュアリズムでは、地上人生の目的が、「霊的成長」という一言で言い尽くされ、この霊的成長は、「利他愛の実践」と、「霊主肉従」が大前提となります。育児・教育は「利他愛の実践」の一つだと捉えられているので、その対象が実子であってもそうでなくても、どちらでもよいことになります。(続スピリチュアリズム入門 P240~参照 )

 私は、実子が生まれてくる可能性もあったのですが(ある時期までは)、目の前で親を求めている多くの子ども達がいることを知っていて、里親を希望しました。私の元に生まれてくる予定だった魂は、里子がきてから我が家があまりに大変な状態になってしまったので、遠慮して別の家庭に行ったようですね(笑)でもいつか、きっとどこかで会うことができると信じています。

 養育里親とは、養子縁組のように、法律的に自分の戸籍に子どもが入るわけではありません。子どもは別の実親の籍にいながらも、事情があって一緒にすむことができないので、その子の状況によって、短期~長期、または自立するまで(実際は自立した後も交流が続いているケースもあります)親代わりとなり、その子を養育する役目を授かった者のことです。そのため、児童相談所とは密に連携を取り、手当も出ています。我が家は、当初は養子縁組の可能性もある長期の養育と言われ子どもを預かりましたが、実親の状況が変わり、家庭引き取りの話がでました。養育里親は、あくまでお預かりなのです。

 将来養子縁組も想定していた私にとって、衝撃的な出来事でしたが、その時は、先輩で同じような状況の里親さんに支えてもらい、対処方法を教えてもらい、心構えをしていきました。ところがそれから一向に話が進まず、また最近実親の状況が変わって、引き取りの話は先送り・・・。本人には、実親の状況が変化したことは、その都度理解しやすい言葉で伝え、将来の面会は楽しみにしているようです。

 このような出来事は、養育里親の家庭では、よくある話なのです。改めて自分の役割を考えました。将来、実親の元へ戻るかどうかはっきりしていない子ども。でも、子どもが霊的自立に向けて歩むために今できることは、実子であろうと里子であろうと同じはずです。
 今、里親としてスピリチュアリストとして、この里子にしてあげられることは、試行錯誤の連続ながらも、霊的視点に立った教育です。
里子の未来は、分かりません。けれども、今私ができる精いっぱいのことを彼女にしていきます。

*良き手本となる
 難しいことですが、
「この世の欲や富に翻弄されず質素な生活を送り、常に人助けをを心掛ける生き方」
「利他愛の実践と、霊的同胞(人類みな兄弟)の意識を持って、他人と健全な愛の関係を築く生き方」
 これをまず自分が心がけることです。自分の育った環境や家庭で、人間関係がいびつになってしまうことは、よくあることですが、スピリチュアリズムを学んでいく中で、徐々に修正されていく部分もあります。広汎性発達障害の特性がある私は、おそらく健常者に比べれば、人一倍の努力が要求されます。衝動性、多動性、不注意の特性がどれもありますので、子供の興奮に自分の特性が刺激され、あわや大惨事のところを夫に止められることも。

 子どもが悪態をついてきたら、つい感情に流されキレそうになりますが、なるべく冷静に本人の気持ちに寄り添えるよう日々努力。声のトーンを上げないよう、自分自身で訓練中。またクールダウンのために、家の周りをぐるっと回ってみたり、別室にこもったりすることは、結構有効です。小さなちょっかいは、あえて相手をしない。良い態度になったら、褒めて構ってあげるなど。親の対応方法を、子どもも自然に真似るように。そのため、子どもに強制・押しつけをするのではなく、まず私自身が正しい手本を見せたいです。

*祈り
 我が家の子は特性が強く、年齢が上がるにつれ、同級生との開きが目立つようになってきて、傍から見ていると非常に切ない気持ちになります。しかし、これは彼女のカルマ清算の道です。彼女がこの試練を乗り越えられるよう、祈り続けています。もちろん、環境整備で本人の学習面や生きづらさをサポートできる点は、こちらでも努力していきます。

*正しい愛と甘えの受容
 将来の自立に向けての土台作りは、甘え(愛を求める行動)の受容と言われます。甘え(愛を求めてきたら)なるべく応じて満たしてあげるようにしています。沢山のハグをして、「大好きだよ。」と伝えます。一回叱ったら3回褒めるとよく言われますが、なかなか難しいですね。なので、我が家では意識してたくさん褒め、大好きだという言葉の貯金を心掛けています。また訴えに対しては、受容しつつも、本人自身で解決していける力がつくように、一緒に解決方法を考え、実行をサポートしています。
 子供は神から授かったもので、私たちと同じ神の子です。将来、社会の一員として暮らしていけるように、サポートしていくのが、親の務めです。愛を与える一方では、ルールを教えていきます。どんなにかわいくても、小学校高学年でトイレの壁に絵の具で落書きをしたときは、静かに絵を消すよう諭し、きれいにするという責任はとらせました。ガミガミ叱って親だけで消すのではなく、自分がとった間違った行動は、自分で解決していく、ということを学ばせることが大事ではないかと思ったからです。きれいにしたあとは、褒めました。
 
*正しい霊的知識を教える
 死後の世界(霊界)の説明も、難しいです。死は怖い、可愛そうという発想が周囲の影響でしょうか、自然と口をついて出てくるので、根気強く繰り返しているところです。世間一般の常識と違うことを教えるのは、なかなか難しく、強い特性をもっているからなおのこと、新しく情報を変えることができないでいます。またこの価値観を気軽に、親族が亡くなった方へ使うことも誤解を生んで良くないので、余計難しいです。彼女が真に理解する日がくるといいなと思いながら、長い目でみています。

 いつか彼女が我が家から卒業していく時期がくるまで、私自身も精進して、霊性教育と自分自身の霊的成長に努めたいと思います。

忘れないで下さい。あなたに生命を賦与した力、あなたに息吹を与えたエネルギー、あなたに意識を与えた生命力は、この宇宙を創造し極小極大を問わず全生命に生命を与えたのとまったく同じものなのです。心に唯一の目的を抱いて真一文字に進むことです。そうすれば必ずその力があなたを支えてくれます。
 (シルバーバーチの霊訓2-20)

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